顎関節治療について
顎関節顎を動かしたときによく動く両耳の前の部分が顎関節です。
左右に一つずつあり、頭の骨のくぼみに、下顎の骨の突き出た部分がはまり込むような構造になっています。
そのくぼみには関節円板というクッションの役目をする組織があり、骨同士が直接こすれ合わないようになっています。
関節円板は顎の動きにつれて下顎頭の内と外の連結部分を軸にして前後に回転し、下顎頭の先と一緒に動いて口の開閉時の圧力を吸収しスムーズに動けるようにする働きをしています。
顎関節症では口を開こうとすると顎関節や顎を動かす筋肉が痛む、あるいは十分には大きく口を開けられない、または口の開け閉めで顎関節に音がする。という症状がでます。
症状が音だけであった場合、そのような音を気にして整形外科を受診する人はいないと思いますが、顎関節の場合、耳のすぐ隣にあるために「音が気になる」という人がいます。
しかしこの音を消すためには手術が必要になることから、世界的には「音だけであるなら手術すべきではなく、治療する必要はない」とされています。
ですから顎関節症の症状が始まったとしても、痛みや口の開けにくさが一時的だったとか、音だけで他の症状がなければ治療の必要はないかもしれません。
ちなみに、音だけであれば最低でも人口の20%近くの人は顎関節の音を持つとされています。
来院される患者さんでは女性が多く、年齢は10歳代後半から増加しますが、20~30歳代で最大になりその後は年齢が増えるとともに減少します。
キュアメディカル鍼灸整骨院では、顎関節治療の受付をしています。
まずはご相談下さい。