関節モビライゼーション(Joint mobilization)
関節モビライゼーションとは、リハビリテーションや整体で用いられる関節運動学に基づく徒手療法の名称です。
「関節包内の機能障害(dysyunction)を呈している関節に対して、その関節包内運動を回復させる為の治療技術」とされています。
簡単に言いますと、”動きが悪くなった関節を手で動かすことによって正常な関節運動が出来る状態にする治療法”です。
関節包内は、一定の間隔で位置していることによってスムーズに関節包内で動くことが出来ます。
関節包内にある、ゆとりが大きい状態は「ゆるみの位置」
ゆとりが少ない状態を「しまりの位置」としています。
この位置によって体は、「ゆるみの位置」状態だと周囲の筋肉(筋紡錘)の収縮がしづらい状態となり関節がゆるく安定しない状態となります。
一方、「しまりの位置」は関節包内の遊びが無く関節面の接触状態が大きく関節包内の靭帯が緊張し強張っている状態となります。
関節包内の調整方法は、「滑り法」「傾斜法」「引き離し法」「接近滑り法」に
さらに「転がり法」「接近軸回転法」を使い関節包内の調整をして施術していきます。
関節モビライゼーションは、歪んでしまった体を支える深層筋のコリなどに対して、ほぐしただけでは取り除けない症状へ関節へのアプローチする事により、「強張った筋肉の疼痛」や「関節の運動制限による痛み」「神経痛」など様々な症状の改善をする事が出来ます。
体の動きを細かく紐解いていくと、脳や脊髄からの神経伝達をきっかけに筋肉の収縮・弛緩をする事により、その筋肉が「骨」を引っ張る事で関節運動が起こり、一つの筋肉だけでなく連動する筋肉の運動連鎖(キネティックチェーン:kinetic chain)が起きます。
その運動連鎖の中で、関節運動が自然と行われ「歩いたり・走ったり、しゃがんだり、立つ動作」をスムーズにしています。
ただ関節の機能障害が起きていると、その歪んだ関節が運動連鎖の邪魔をしてしまい筋肉が強張ったり関節が悲鳴を上げると、その情報が脊髄を通り脳に「痛み」として伝達されます。
歪んだ関節・骨の位置を正しいポジションにし
リアライメント【姿勢を整える】する事が重要です!
関節制限の解除や神経伝達を改善できる技術が
“関節モビライゼーション”という徒手療法です。
筋膜リリース療法
まず筋膜とは、線維性結合組織に分類される伸縮性のコラーゲン線維です。
筋肉を覆い細胞同士が離れないように結合し
全身を包み込んでいるので「第2の骨格」とも言われています。
筋膜繊維の特徴は、「コラーゲン特有の強度」と「形状記憶性」や「伸張性」があります。筋膜繊維は水分を豊富に含んだ柔らかい組織の為、委縮や癒着しやすい特徴があります。
この「委縮」と「癒着」が筋肉の柔軟性を抑制してしまい制限された組織が神経を圧迫したり血行不良を起こす事で「痛み」として脳が感受します。
そこで゛筋膜リリース゛をする事で「委縮」と「癒着」した組織を引き剥がし正常化し、「ねじれて形状記憶された筋膜組織」をリセットしたりよ「じれて伸張制限を受けていた組織」が伸びるようになり、体の動きを痛み無くスムーズに行えるようにしていきます。筋膜リリースのポイントは、筋膜組織特有の反応にあり早い刺激
結果、筋肉の張力が正常に整いバランスの取れた姿勢を維持しやすくなり、ゆとりの出来た体はとても軽く感じる事が出来ます。
歪んだ筋膜組織の張力を整え、正しいポジションにし
リアライメント【姿勢を整える】する事が重要です!
その筋膜の制限を解除し姿勢改善ができる技術が
“筋膜リリース療法”という徒手療法です。
様々な徒手療法や鍼灸治療を組み合わせ
患者様一人一人の症状や体調に考慮し
キュアメディカル鍼灸整骨は治療方法を組み立てて
症状を改善するお手伝いをしていきます。
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